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★最重要★ターゲットカスタマーについて [マジメなハナシ]

ココがマーケティングというか商品開発の一番肝要なトコロ、ターゲットカスタマーの規定です。

よく
「ファッション感度の高い20代OL」とか
「子育てに忙しい若い主婦」とか
「アクティブに第二の人生を楽しみたいシニア」とか

その人のキャラ+ライフステージ

で決めてしまうことが多々見受けられます。


が、それは大間違いです!!!


書くべきはお客様のアンメットニーズとライフステージであって
キャラの規定はその次の段階だと思ってください。

例えば、、
「デジカメの動画撮影機能では不満な、手軽にYou Tubeを楽しみたい主婦」とか
「背が低いのでクルマの視界の悪さに困っている女性一般」とか
「爪を伸ばしているので携帯のボタンをよく押し間違える若い女性」とか

アンメットニーズ+ライフステージ若しくは属性で記載すべきです。


なぜなら、、

アンメットニーズ(潜在的なマーケットチャンス)
 ↑  ↓
それにどう応える商品なのか(商品コンセプト)

の図式がクリアに描けないからです。

ターゲットのキャラを描くのは、アンメットニーズを持った母集団の中からピンのお客様
(オピニオンリーダー的な人)を描き、デザインや開発と共通理解を得る段階で必要になる情報です。

商品開発の源流段階では
「その商品は誰のために役に立つ商品で、それは○○くらいヴォリュームがいます」
という情報だけが必要なわけです。

あなたが携帯電話会社の経営者だったら「渋谷のギャルを狙います」と言われるより
「携帯の操作し辛さに不満を持っている渋谷ギャル」と言われた方が、何を作りたいか
明確に分かりますよね。そうです、彼女達の爪でも操作性の高い携帯を作りたいんです。

そうすると自ずとデザインは渋谷ギャル目線で、機能は彼女達の使用頻度の高いものを
調査しよう、とか全社的にターボがかかってくるわけです。

ターゲットカスタマーの定義があいまいだと、他部門の人は自分達の良い様に捉え、
最終的にパッチワークのようなちぐはぐな商品になりかねません。

繰り返しになりますが、ターゲットカスタマーの規定とはアンメットニーズを持った
母集団の規定、ということをお忘れなきように。


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