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むやみに拡販してませんか?? [マジメなハナシ]

「むやみに拡販してませんか?」

っていきなりぶしつけな質問でスミマセン。

まぁちょっと小話なんですけどね、早期の売上げ拡大を狙って

むやみに拡販する、販路を広げるとコモディティ化するかもね、ってハナシです。

少々入手困難な状況を維持することで値崩れを防ぎ、ブランドの希少性を

維持できるケースもあるんです。


絶対的な売上額の増加は確かに重要な経営指数なんですが、利益率が

ついてこなければ経営としては苦しい状況ですよね。

だとすると高い利益率を保ったまま売上額が伸びる、というのが最も理想的な

販売状況、って考えられるわけです。


それだけのマージンを維持しつつ、売上額を維持するのにはどうするか。

そこで冒頭の「むやみな拡販」なんですよ。


この間、近所のホームセンターでスポーツコーナーを見ていたら、

超有名ブランドのシューズがビックリするような価格で置いてありましてね、

あぁ、このブランドも利益維持型から”面積型”になったのね、と実感しまして。

つまり、利益は少々減っても絶対的な売上げ個数を増やす=入手しやすくする

ことで売上額を成長させているんだなーと思ったわけです。

あ、面積型ってのは俗語で、1販路あたりの売上げ/利益は小さくても

広く販路を広げて総売上げを期待する作戦のことを言います。

対して体積型ってのは1販路の売上げを最大化し、上記と同じ売上げを

狙う作戦のことを言います。


一般に上記はディストリビューションを広げ、広く市場には浸透するけれど

ブランドの希少性を低下させ、結果低価格競争に飲み込まれると言われます。

一方の体積型はブランドの希少性や高い利益率は確保できる一方、総売上げを

伸ばすのには限界があるやり方です。


ただ、世の中が単純な売上額で会社を評価していた時代からROS等の指標を

重視するようになってきていますから、経営する方には面積/体積の適正な

配分に充分気を配る必要のある時代になってきた、と言えるでしょう。


というわけで、むやみに販路を広げて拡販すると、、ってオハナシでした~
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