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【出店計画】 その10 テナント計画 その1 [マジメなハナシ]

今回はちょっと規模を大きくして、テナントビル、SCのリーシングのハナシでも。

あ~また業界用語ですね~。

SC=ショッピングセンター
リーシング=入居店舗を募ること

ハイ、気を取り直して、と。


どっかに相応にまとまった面積のある土地があり、開発をするとします。
そうなった時、どんなテナントを入居させたらお客さんが来るか、って考えるわけです。

小規模の、商圏(お客さんを呼べる範囲)が狭い場合は、日常的なスーパーや
ドラッグストアと低価格飲食店を数店、携帯屋とクリーニング屋、本屋って感じで決まりですね。

もちょっと規模があればスポーツ専門店、ホームセンター、レンタルCD店、低価格服飾ってとこかな。

商圏が狭い=広域集客しないということは地元の人に日常的に使ってもらう、ということなので、
変に高級ブランドなんぞ入れてもしゃーないわけで。


んじゃ逆に商圏範囲が広い場合はどうするか、といことを。

誰かを説得しなきゃいけない場合、「中心地性指数」ってのを使うと便利です。
ま、説明する前に絵で書いちゃうと、、


指数          0.95      1.05
       流出    | 独立   |   流入     
       地域    | 商圏   |   地域   
成長           |       |
              |  B市   |     A区
       D区     |       |
0%――――――――――――――――――――――
              |       |
              |       |C市
衰退           |       |
        E市    |       |


んまぁ、こんな感じっすわ。

A区はヨソの地域からお客をとってきていて、しかも成長している、商業的に
成功している地域、と言えるわけです。

B市はその地域だけでお客が回っていて、流出も流入もしていない安定的で
且つそこそこ成長している都市と言えます。

C市はお客は流入してきているものの、かつての栄光を失いつつあり、
相当インパクトのある開発をしないと再活性化しない地域ですね。

D区はお客はヨソに流れていっているものの、徐々に成長しているので、
今後見込みアリって感じです。多分母体の人口が増えているんでしょうね。

最後、E市はもぅダメですね。お客は流れているわ商業的に衰退しているわ、で
商業的にはゴーストタウン化しています。


さてー、なんでこんなん書いたか、というと、これを業種別に算出するんですよ。
算出方法は その2 で詳しく書きますね。

んで、××の業種は今この地域では手薄だ、とか、△△の業種は手を出しても
ヨソに強い地域があるから難しいだろうな、とか説得材料を作れるわけです。

とは言ったって、まぁSCのテナントには「定石」みたいなのがあって、ソレを
専門にやっている人は指数なんぞ使わなくても嗅覚でやっちゃうんですけどね。

それにコレを作るベースとなる商業統計表には「高級ブランド品」とかって
カテゴリーはないので、大まかにしか語れないんですけどね。

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