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【出店計画】 その11 テナント計画 その2 [マジメなハナシ]

ほんじゃその中心地性指数の出し方について。

まず、商圏を設定します。
自動車がメインの立地環境なら自動車で30分とか1時間圏とか。
電車がメインの立地環境なら徒歩15分圏+電車で10分圏とか。
あ、ちなみに自動車商圏はカーナビを使えば割と簡単に出ますよ。

んで、商圏が設定できたら、その行政区(市区町村ね)の人口と
最新の商業統計表(平成19年が最新だったかな)を調べます。
各行政区ごとと、その合計も調べます。

商業統計表は大きな図書館にいけば、まずおいてあります。
経済産業省のHPからもいけたと思いますが、細かな行政区まで
データが取れたか、ちょっと覚えていません。。

商業統計表には各業種別の大項目があるので、それらの売上額を
調べます。同時に一つ前(3年おきだから平成16年かな)の同じ
データも調べます。ちなみに小売と卸売に別れているので、
ココは小売を使ってください。

あ、人口はそれぞれ平成16年と19年のを使ってね。

で、売上額÷人口=人口1人あたりの売上額を算出します。
商圏全体のがこのエリアの平均値=1.00となります。
ソレに対して各行政区ごとの1人あたり売上額を算出し、
商圏全体の数字と割り算して指数を導き出します。

目安として算出結果が0.95~1.05が独立商圏地域、1.05以上が流入地域
(お客さんを呼び込めている地域)、0.95以下を流出地域
(お客さんがヨソに買い物に行っている地域)とに分けます。
これでマップの横軸は完成です。

こんどは平成16年のその地域の総売上額と19年のを割り算して、成長率を
計算します。コレが即縦軸です。
商圏全体の成長率を一本横に赤線引いておきましょう。
ソレがこの地域の中での商業的ポジションを示すので。


これを業種別大項目ごとに計算してマッピングしてみてください。そうすると
計画立地の、どの業種が不足していて、飽和している、流出しているというのが
見えてきますので。

ま、これはエリアマーケティングの一部でしかありませんが、導入業種を決める際に
時々役に立ちます。原価はコピー代と電車賃ぐらいなので一度お試し下さい~。

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